■광식이 동생 광태 「クァンシクの弟クァンテ」2005年 〇〇〇〇-
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2005年、200万を超える観客を動員したラブコメディ(年間12位)。
「ヲタク」の好きな女優、イ・ヨウォンの出演作だ。
とは言え、若い頃のお人形さんのような彼女には全く魅力を感じない
こと(個人的な趣向の問題)がわかっているので、少し迷ったが、
結局、あまり期待しないまま見てしまった映画だ。
△若い頃のイ・ヨウォン
この映画は、内向的で不器用な兄と外向的でプレイボーイな弟という、
全く性格の異なる2人の恋物語をコミカルに、そして切なく描いている。
7年以上もお互いに淡い恋心を抱き続けながら、一言も自分から思いを
告げることができなかった女性(イ・ヨウォン)を、いとも簡単に
弟の友人に「横取り」されてしまう兄。
△7年以上恋した彼女の結婚式に突然現れ、80年代の失恋の歌を切々と歌う兄
そんな兄の失恋やイタリア映画の「道」に描かれた男の涙に深く胸を
打たれた弟が、遊び目的ではない、真実の恋に目覚めて行く、という
展開だ。
△ジェルソミーナの死を知り泣き崩れるザンパノ(劇中流れた「道」のラストシーン)
期待以上に可笑しく、そして切ない映画であった。
また、中高年「ヲタク」にとっては、劇中で兄が歌った80年代の
ヒット曲「세월이 가면」も去ることながら、イタリア映画の「道」も
実に懐かしかった。
大学時代(80年代)の一時期、いわゆる名画にハマった「ヲタク」は、
福岡市内の小さな名画座(今はもうない)に、足繁く通った思い出が
あるのだ…。
(終わり)
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韓国映画と80年代歌謡
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