韓国映画と朝鮮式氷室

■바람과 함께 사라지다  「風と共に去りぬ」　2012年　〇〇－－－
（２８６）



朝鮮王朝時代、冬場に切り取った川や湖の氷を夏場に活用するための
氷室（ひむろ）、「빙고（氷庫）」が存在したのは事実のようだ。

宮中は別として、夏場の氷活用がどれくらい一般に普及していたのかに
ついては大いに疑問ではあるが、この映画の悪徳高官（架空）は、悪徳
商人と結託し、ソウルにおける氷の独占的な販売権を手に入れる。

さらに、一人のぼんくら王子を抱き込み、次期政権を牛耳ることまで
たくらむ。


△悪徳高官を懲らしめた主人公（後列右から2人目）と仲間たち

悪徳高官ににらまれ流罪となった父親の恨みを晴らすため、主人公は
いろいろな特技を持った仲間を集め、悪徳高官を懲らしめる。

勧善懲悪型のわかりやすい時代劇で、2012年、490万を超える観客を
動員した（年間4位）大ヒット作だ。



（終わり）


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