■로봇,소리 「ロボット、ソリ」 2016年 〇〇〇〇-
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2016年に公開された映画。一部の場面がプサンで撮影された映画
なので見た。
2003年に発生した大邱地下鉄放火事件で娘を失った父親が主人公。
彼は、娘の死を受け入れられないまま、10年以上、「失踪」した娘を
さがし続けている。
その彼が、偶然、出会った高度の通信傍受機能を持つアメリカ製のAI
(人口知能)ロボットの協力を得ながら、娘の生きた軌跡を追い、娘が
この世に残した真実の思いと再会を果たす。
意思と感情を持つに至ったロボット(主人公は「ソリ<音>」と
名付けた)と主人公の心の交流には、素直に胸を打たれた。
非常に見ごたえのある映画だった。
なお、偶然にも、この映画の主人公の娘の名前が、「ヲタク」が昨日、
当ブログで紹介した妻の姪の子どもの名前と同じだったことには、
ゾクッとするほど驚かされた。
決してありふれた名前ではない。むしろ、珍しい部類に入る名前だ。
偶然の意味を考えることほど無意味なことはない。
しかし、必然と偶然が絡まり合いながら日常が作られ、その日常の
積み重ねが人生であることを思えば、この偶然の一致は、実に
感慨深い。
(終わり)
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釜山と映画とAIロボット
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