■인어전설 「(直)人魚伝説」 2018年 〇〇---
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2018年11月、制作から2年ぶりに一般公開されたコミックタッチの
インディーズ映画(現在、上映中)。
済州島の美しい自然を背景に、シンクロナイズドスイミングに挑戦
する海女さんと元国家代表選手だった指導者の女性の、心温まる
交流を描いた人間ドラマだ。
△「감수광」をBGMにシンクロを披露する海女たち(映画より)
家族と別居し、アルコール依存症を患っていた指導者は、海女さん
たちとの交流を通じ、依存症を克服するばかりか、結局、海女に
なってしまう。
そして、別居していた夫と娘も済州島に移住し、再び、家族の絆を
回復するという展開だ。
また、この映画では、監督を始め、主要な登場人物が済州島出身者や
島民ということもあり、より実際に近い済州島方言が使われていた。
そのため、済州島方言に疎い「ヲタク」などは、大意はつかめても、
正確に聞き取れない会話が多かった分、若干のストレスを感じさせ
られた。
逆に、済州島方言に興味や愛着のある韓国語学習者には、またとない
映画だろう。
ある関連記事によれば、韓国映画史上、この映画ほど済州島方言が
多用された映画は、過去に例がない、とのこと。
(終わり)
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韓国映画と済州島方言
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