■PMC 더 벙커 「PMC ザ・バンカー」 2018年 〇----
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2018年12月に公開され、160万を超える観客を動員したアクション
映画(現在も上映中)。
今やアメリカの軍事行動に欠かせない存在となっているのが、
「PMC(民間軍事会社)」。作戦にかかわって「職員」が何人死傷
しようが、正規軍の死傷者数にはカウントされないなど、非常に
「使い勝手の良い」戦闘部隊である。
この映画の舞台は近未来の朝鮮半島。主人公は、韓国軍の特殊部隊
出身で、現在は民間軍事会社で部隊長をしている。
△元韓国軍特殊部隊員が率いるPMC部隊(映画より)
彼の部隊が、アメリカのCIAから極秘依頼を受け、亡命を希望している
北朝鮮の将軍を38度線近くの地下バンカー(軍事施設)で保護し、
北朝鮮国外に連れ出す作戦に従事することになった。
ところが、いざ作戦が始まるや、いきなり地下バンカーに北の最高
指導者が現れたり、中国と契約した民間軍事会社の大部隊が介入する
など、想定外の事態が発生し、彼の部隊は絶体絶命の危機に陥る。
最後は、主人公と北朝鮮の医師の2人が、命からがら窮地を脱する、
というハチャメチャな展開。
映画のセリフはほとんどが英語(ハングル字幕)で、「ヲタク」の
趣向にも全く合わないアクション映画であった。
(終わり)
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韓映画と民間軍事会社
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