■만추 「レイトオータム」 2011年 -----
(621)
2011年に公開された異色の恋愛映画。
舞台はアメリカのシアトル。
主人公の男性は、富裕層の韓国系女性を相手にコールボーイ(男娼)を
している韓国系移民の男。
一方、女性は、DV夫を手にかけた罪で収監中、母親の葬儀参列の
ため、3日間の出所が認められた中国系移民。
△主演女優は中国人女優のタン・ウェイ(映画より)
2人は当然、英語で会話をするのだが、英語と中国語の会話には
ハングル字幕が付くという、実に珍しい映画だった。
しかし、韓国系移民がアメリカで出会う同胞以外の東アジア人で
最大のグループが中国系アメリカ人(約350万人)であることは
間違いない。
アメリカで、似た顔立ちをした韓国系移民と中国系移民が出会い、
恋に落ちたって何ら不思議な話ではない。
問題は、ホストと囚人の3日間の恋物語という設定があまりにも
現実離れしていて、いきおい、物語の展開も実に皮相的だった。
「ヲタク」が見るに、映画の中の2人は確かに恋を演じてはいたが、
全く恋をしていなかった。
いずれにしろ、この映画ほど「ヲタク」が感情移入できなかった
映画も珍しい。
(終わり)
← ポチッと応援 →
↧
韓映画と中国系米国人
↧