■폭력의 법칙 「暴力の法則」 2016年 〇〇---
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2016年に公開されたインディーズ映画。
ノワール風の題名に引かれ見ることにしたが、内容は「暴力の法則」と
言うより「復讐の法則」の方がぴったりくる。
1人の高校生が、3人の同級生から筆舌に尽くしがたいいじめを受け、
殺されてしまうが、警察は酒に酔った上での自死として処理する。
しかし、真相を突きとめた被害者の兄と母親が、4年の歳月をかけ、
3人の加害者(女1人、男2人)を殺害し、復讐をなしとげる。
△「ご迷惑をおかけし、申し訳ありませんでした」と言い残し、自死する兄(映画より)
特に兄は、リーダー格の女を拉致監禁し、彼女が弟に加えた暴行と
全く同じ暴行を彼女に加えて行く。
そして、一旦は警察に逮捕されるものの、警察の監視のすきを突き、
署内で彼女を殺害した後、警官から奪った銃で自ら命を絶つ。
「自らの命を投げ出し、愛する者の復讐を遂げる」という図式は、
韓国の復讐劇における一つの法則と言ってもよいだろう。
(終わり)
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韓国映画と復讐の法則
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