「ベンツには乗れないが、ファーバーカステルなら握れるッ!」
(それもそのはず、1本約850円)
そんな、ちょっとばかり屈折した軽い心理で購入したのが、この
太軸・太芯のシャープペン、グリップ・プラス0.7だった。
特に期待はしていなかったのだが、いざ、実際に書いてみてビックリ。
△グリップ・プラス0.7(手前)とドクターグリップ
これほどまでに書き心地のよいシャープペンが、この世に存在して
いようとは。
その時、「ヲタク」の脳内には間違いなく、かなりの量のドーパミン
(快感ホルモン)が噴出していたに違いない・・・。
さすがは、過去、鉛筆を世界に広めたドイツの老舗メーカーだけの
ことはある。(とは言え、このモデルは、なぜかMade in Japan)
グリップ・プラスが採用している0.7mm芯は、0.5mm芯に比べ、
漢字のような複雑な文字を限られた狭いスペースに書くのは若干、
不利な面があるのは事実。
しかし、単純計算(芯の断面積の比較)で芯先と紙面との接触面積が
0.5mm芯のおよそ2倍もあるため、その分、芯先と紙面の摩擦が
弱まり、書いていて紙面を芯先でひっかくような感触が、ほぼ消えて
なくなる。
つまり、芯先が紙面上をより滑らかに走ってくれるのだ。
文字のサイズなど気にする必要のない書き取り練習には持って来いの
芯が、この0.7mm芯なのだ。
グリップ・プラス0.7との出会いは、「ヲタク」とシャープペンとの
関係に、一種の革命をもたらしてくれたと言える。
(終わり)
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中高年男の0.7mm革命
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