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韓国ノワールと草梁洞

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우상  「偶像」 2019年   〇〇---
(654)



2019年3月に公開されたノワール風サスペンス。

主人公は3人。

1人は有力な道知事候補の道議会議員(慶尚南道)。表面的には
高潔な政治家で通っているが、目的のためには人の命を奪うことも
厭わない冷酷な裏の顔を持っている。

2人目の主人公は、韓国に不法滞在している朝鮮族の犯罪者女性。

そして、彼女が韓国での在留資格を得るために結婚した障がい者の
父親が3人目の主人公。

議員の息子が運転するBMWが、その障がい者の男性を跳ね、死亡
させたことから、3人の人生と思惑が複雑に絡み始める。

結局、朝鮮族女性は議員の母親と妻を道ずれに自死(ガス爆発)し、
破滅することになる。そして、その時に大けがを負い、声帯を失った
議員はカリスマ的な知事にのし上がり、障がい者の父親は、事件の
共犯者として逮捕され、映画は終わる。

そこそこ見ごたえのある映画ではあったが、物語の展開がわかり
にくいことなどが禍(わざわい)し、映画ファンの不評を買い、
興行的にも失敗した映画である。


△釜山高校下の6差路付近(映画より)

ところで、この映画はプサンでの撮影が多かったようで、少なくとも
「ヲタク」がよく見知っているプサン市草梁洞の2か所の風景が登場し、
「ヲタク」を驚かせた。


△ネイバー地図(2018年2月撮影)より

映画の内容とは全く無関係な理由ながら、この映画ほど「ヲタク」を
興奮させた映画も珍しい。


△釜山中華街北側ゲート前の通り(映画より)

久しぶりに「ヲタク」が、陰気な悦びに包まれた瞬間だった。


△ネイバー地図(2017年4月撮影)より

何と言っても草梁洞は、「ヲタク」の妻(韓国人)の実家のある街で、
長らく「ヲタク」の韓国体験の基点になっている街なのだ。

実際、自分が何十回、何百回と通ったことのある道を映画で見る
ことは、単純に面白い。しかも、「ヲタク」が入ったことのある
食堂やサウナまで登場したのだから…。


(終わり) 

 

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