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韓国映画とイスラエル

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회복 「回復」 2010年 〇〇〇--
(739)



2010年に公開されたインディーズ系のドキュメンタリー映画。

イスラエルにおけるメシアニック・ジュー(ユダヤ的キリスト教徒)に
対する迫害問題に焦点を当てた作品だ。

イスラエル国内において、イエスへの信仰は、ユダヤ過激派の
標的になっており、爆弾や放火によるテロ事件も起きている。

また、国内のメシアニック・ジューの教会は、日常的に、投石や
デモをはじめとする各種の抗議活動にさらされている。


△毎日、キリスト教会の入口に座り、信徒らを監視し抗議し続ける地域のユダヤ教徒(映画より)

数々の迫害に耐え信仰と民族を守り続けてきたユダヤ人たちが、
異教徒のイスラム教徒はもちろん、身内の「異端者」に対しても
向ける容赦なき迫害の刃(やいば)。

この種の矛盾は、何もユダヤ人に限った話ではなく、むしろ人類が
共通して抱える矛盾である。

この作品を見て、「寛容」という言葉の持つ重要性を、今さらながらに
噛みしめた「ヲタク」であった。


(終わり)


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