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韓国映画と神父の破戒

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콘돌은 날아간다  「コンドルは飛んでいく」 2013年 〇〇〇--
(740)



2013年に公開されたインディーズ系の映画。標準語による映画だが、
物語の舞台やロケ地はプサン。

旅行社に勤める姉と2人で暮らす中学生の少女が、街のカトリック
教会に心の居場所を見出していた。少女の境遇を知る主人公の神父も
彼女に目をかけ、特別な愛情を注いでいた。

そんなある日、神父と約束した聖書の書き取り勉強のため、少女は
夜遅くまで教会に残り、神父の帰りを待った。

しかし、約束を失念していた神父は帰ってこず、少女は、仕方なく
教会を後にするのだが、その帰宅途中の夜道で、暴漢に襲われ命を
落としてしまう。


△ロケ地は釜山市南区の「大淵(テヨン)聖堂」<映画より>

痛ましい事件の後、自責の念に苛(さいな)まれる神父と、深い
喪失感に苦しむ少女の姉が、いつしか心を引かれ合うようになる。

そして、2人で少女の散骨を済ませた夜、ついに2人は、お互いの
肌のぬくもりを確かめ合うように男女の関係を持ってしまう。


△神父の過激なベッドシーン<映画より>

その後まもなく、姉は神父の元を去るが、神父は、自らが犯した
破戒を告解(いわゆる懺悔)するため、南米のペルーまで友人の
韓国人神父を訪ねていく。

ペルーでは街の不良少年たちに襲われ、金品を奪われた上、怪我まで
負わされるなど、危険で困難な旅路が続く。


△ペルーで友人神父に告解を申し出る主人公の神父<映画より>

そして、やっとのことでアンデスの教会にたどり着き、友人の
神父に告解を申し出たところで映画は終わる。

焦点が分散してしまった感はあったが、そこそこ見ごたえのある
映画であった。



(終わり)


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