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反韓日本人の劣等感

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「ヲタク」が思うに、近代以降の日本人の民族意識は、
欧米への深い劣等感とアジア諸国への強い優越感・
蔑視感に挟まれるような形で形成されて来た。

だから、「日本よりも劣っているはず」の中国や韓国の
経済的・文化的台頭に不快感や危機感をおぼえ、過敏な
反応を示す日本人も出てくるのだろう。

最近、東京で、あるタレントがネット上で発した反韓流発言を
きっかけに、韓流を「偏重」しているとされるテレビ局への
抗議デモが行われたとのこと。

「ヲタク」が見るに、このデモは、「韓流」という社会現象への
やり場のない不快感(本音)を、特定テレビ局という身内の
スケープゴートへの抗議を通じて間接的に晴らそうとする、
ある意味、実に日本的な表現方法を取っている。

屈折していると言えば屈折している。


△「一番屈折しているのは
オマエなんだヨッ!」

・・ ・・ ・・

■"일본 반한류 시위는 초조함과 열등감의 표현"
日本の反韓流デモは、「あせりと劣等感」の表現
(YTN 8月22日)


△8月21日フジテレビ前

−本文省略−

・・ ・・ ・・

一方、韓国のYTN(24時間ニュース専門テレビ局)は、
22日のニュースの中でこのデモについて報道し、こうした
現象を一部、右翼的日本人の中国や韓国に対する
「あせりと劣等感」の表れだと指摘する一人の学者の声を
紹介していた。

おそらく、この文脈の中で登場した日本人右翼の中国や
韓国に対する「劣等感」という心理分析については、
ほとんどの日本人が違和感を覚えるに違いない。

実際、「ヲタク」個人も含め、日本人が中国人や韓国人に
抱く優越感や蔑視感、あるいは恐怖心なら、克服すべき
課題として十分に理解できる。

また、近年、国際社会で存在感を強める中国や韓国に対し、
「あせりや危機感」を抱いている日本人が多いのは、
事実なのかもしれない。

しかし、「ヲタク」が思うに、一般の日本人はもちろん、
右翼的な日本人ならなおさらのこと、中国や韓国に
対し劣等感を抱いている人などほとんどいないと見ていい。

では、なぜ、日本人右翼が中国や韓国に対し劣等感を
感じているなどとする発想が、たとえ、一部とは言え、
韓国人研究者の中から出てくるのか?

この場合、単純なる自己投影とは考えにくい。

「ヲタク」は、そうした発想を生み出す背景に、韓国の
現代版・小中華思想(「我らこそ中華なり」)とも言える
自民族中心主義があるのではないか、と見ている。

そこにこそ、「今、文化的にも世界を席巻している
韓国に反発する日本人の心理状態とは、せいぜい、
羨望まじりの『あせり』や『劣等感』くらいのものだ」と
する発想が生まれてくる余地があるのだ。

世界には、おそらく民族の数だけ自民族中心主義が
存在する。

そして、各民族の自民族中心主義が適当なところで
折り合いながら共存して行かなければならないのが、
国際社会の現実なのだろう。

一筋縄ではいかない自民族中心主義が複雑に交差する
日韓関係にあって、相互理解の営みは、極めて難しい
けれども、奥が深くて実におもしろい・・・。

というのは、この間の一連の関連報道を自分なりに解釈し、
理解して来た「ヲタク」の感想だ。





△「何が言いたいのか
よくわからないけど、
ヲタクさんの言うことは
いつも正しい・・・。うふ」



(終わり)


  参加カテゴリ:地域情報(アジア)


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