2019年夏に訪れたプサン市甘川洞文化マウルは、海霧に覆われ
幻想的な雰囲気を醸し出していた。
赤シャツを着た1人の中高年男が、そんな街をずっと眺めていた。
「ヲタク」と同じく、カメラ趣味を持っているらしき、この男。どこの
国の男なのかは知らないが、背中には、中高年男にしか出せない
哀愁と渋みを漂わせているではないか。
一体、この男はこの街に何を思い、どんな写真を撮っているのか、
大いに気になった。
(終わり)
↧
釜山甘川洞の赤シャツ
↧