■기방도령 「妓生楼の若旦那」 2019年 〇---
(760)
2019年に公開された時代劇コメディ。
廃業の危機に陥った妓生楼の一人息子の奮闘と悲恋の物語。
彼は、家業を助けるため、朝鮮で初の男妓生となり、上流階級の
婦女子を相手に、今で言う「ホストクラブ」を開業する。
時代を先取りしたような彼の挑戦は、一旦は、大成功を収める
ものの、結局、長続きするはずもなく、最後は故郷を追われる身と
なってしまう。
そして、彼は、愛する女性の幸せを考え、彼女からは身を引き、
1人さびしく放浪の旅に出る。
「ヲタク」の趣向には合わない映画であった。
■한낮의 피크닉 「真昼のピクニック」 2019年 〇〇---
(759)
2019年に公開されたインディーズ映画。3本の短編作品からなる
オムニバス作品だ。
△4人家族が訪れたキャンプ場(映画より)
キャンプに出かけた4人家族、鬱陵島を訪れた3人の青年、1人暮らしの
30代の独身女性が、それぞれの作品の主人公。
△鬱陵島を旅行した3人組の青年(映画より)
特に大きな事件や事故が起きるわけでもなく、主人公らの至極
ありふれた日常が描かれている。
△一人暮らしの女性が自分とオーバーラップさせた犬(映画より)
主人公らは、新しい世界、新しい自分、あるいは明日への希望に
通じる小さなドアを、それぞれのささやかな日常の暮らしの中から
見出していくことになる。
(終わり)