■열두 번째 용의자 「12人目の容疑者」 2019年 -----
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2019年に公開されたミステリー風の歴史ドラマ。
1950年代、朝鮮戦争停戦直後のソウルを舞台に、陸軍特務
機関の1人の曹長が、ある喫茶店に集う詩人や小説家ら11名を
射殺する。
喫茶店をアジトとする北朝鮮のスパイ団を検挙する際、
激しい抵抗にあい、やむを得ず射殺した、というのが
その理由だ。
△はじめは紳士的にふるまっていた元親日派の陸軍曹長(映画より)
しかし、事実は違った。
曹長は、旧知の詩人により、自らが旧日本軍の軍人だった
過去を暴かれそうになったことに強い危機感を覚え、まず、
詩人とその恋人を殺す。
そして、2人に加え、喫茶店を通じ、2人と交流のあった
文化人らを、1人の協力者を除き全員、北のスパイ団に
でっち上げ、翌日、殺したのだった。
この作品を作った関係者らの認識によれば、過去の親日的
行為とは、非常に恥ずべき犯罪的行為で、そのことを
隠すためなら大量殺人をも厭わないほどの重みがあった、
ということになる。
「ヲタク」としては、あまりに極端すぎる歴史観なのでは
ないかと思うが、どうなのだろう。
(終わり)
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韓国映画と親日派の罪
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