■유병재의 블랙코미디 「ユ・ビョンジェのブラックコメディ」
(874) 2018年 〇〇〇〇-
2018年、ネットフリックスを通じて配信された
コメディアン、ユ・ビョンジェのスタンドアップ
コメディーショー。
抱腹絶倒とまではいかなかったが、時間がたつのも忘れて
聞き入ってしまうくらいには、おもしろかった。
△独特の語り口で人を笑わせるユ・ビョンジェ(映画より)
様々なテーマについて、ちょっと屈折した、どちらかと
言えば自虐的な視点から語っていた。
ここでは、「ヲタク」の笑いのツボをついた話の中から、
3つだけ紹介しておく。
①딸딸이...オナニー(俗語)
話者が自分のオナニーについて語ったのだが、あまり
下品な話にはしたくないからと、「オナニー」という
単語を全て「会議」という単語に置き換えて話を
進めて行った。
つまり、人一倍「会議」が好きで「会議」に特別の
思い入れを持つ話者が、「会議」中に起きた忘れ
られないエピソードやトラウマ、「会議」に関する
哲学などを語った、ということだ。
②개새끼야...ケーセッキヤ
男子中、男子高に通っていたころ、背も低く力も
弱かった話者が、厳しい男世界の中を生き延びて
行くために、「ケーセッキヤ」(ふざけるな)の
言い方だけを一生懸命に練習。
ついに、決して強そうには見えないが、「こいつには
手を出さない方がいい」とまわりに思わせるくらいの、
不気味ですごみのある言い方を体得した。
「キェーセッキヤ!」(ふずあっけるな!)
負けるとわかっているから喧嘩は絶対にせず、この
言葉だけを頼りに、何とか無事、いじめられっ子にも
ならず中高生時代を生き延びることができた。
オチとして話者は、自分のそういう姿を「北朝鮮の
ようだった」と語り、会場に悲しい(?)笑いを誘った。
③욕...汚い罵倒語
韓国語には、性器の名称などを使った汚い罵倒語が
多種多様に存在する。それでも、どんなに汚い罵倒語でも、
少しだけ言い回しを変え、丁寧に言えば、一種、不思議な
言語表現となり、聞く者はあっけにとられてしまう。
(終わり)
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韓国映画と韓流コメディ
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