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Channel: 福岡発 コリアフリークなBlog
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韓国映画と全羅道方言

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맞짱 「タイマン」 2018年  〇〇〇--
(898)



2007年に完成し、2018年に公開されたノワール映画。

実の兄弟でありながら、両親の離婚により、ソウルと
木浦で別々に成長した2人の男が主人公。

兄はソウルで木浦派組織の幹部となり、弟は木浦で
地元組織の有能な用心棒となる。

その2人が、木浦を舞台に、木浦の利権を狙う
光州派との抗争の中で、お互いに兄弟であることを
知り、兄弟の絆を回復する。

しかし、激しい抗争の中で、兄は、命を狙われた
弟を救うため、自分の命を投げ出した。


△幼い頃、母にもらったペンダントが兄弟のしるし(映画より)

なかなか切ない結末の映画であった。

ところで、この映画は、全羅道方言に関心のある
人には、持って来いの作品だろう。

映画の主要な舞台が木浦なので、自然、全羅道方言が
たくさん登場(会話全体の7割くらい?)していた。

내 팔자가 정말 더러운 팔자랑께.
ワイは、つくづく、しょうもない運命をしょった男やで。
(劇中、兄のセリフより)

이 꽃 이쁘지라.
この花、きれいやねん。
(劇中、兄の恋人のセリフより)

慶尚道方言なら無条件に九州方言に訳すくせのある
「ヲタク」(福岡生まれでプサン贔屓)だが、全羅道
方言については、ついつい関西方言(もどき)に
訳してみたくなる。


(終わり)


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