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韓国映画と冬の小樽

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윤희에게    「ユンヒへ」 2019年  〇〇〇--
(907)



2019年に公開されたインディーズ系の恋愛ドラマ。

韓国と日本に離れ離れになって約20年、それまで
連絡を取れないままでいたアラフォー女性のユンヒと
ジュンが、ジュンがユンヒにあてた1通の手紙を
きっかけに、冬の小樽で再会を果たす。

겨울의 오타루엔 눈과 달,
밤과 고요뿐이거든.
冬の小樽には雪と月、
夜と静寂だけだから
<ユンヒへの手紙より>


△両親が離婚したジュンは、日本人の父親について小樽に渡った(映画より)

10代の頃、2人は淡い同性愛の関係にありながら、
周囲の無理解に押しつぶされるように別れてしまった。

しかし、2人は別れてからもずっと、移り変わる
歳月の中にあって、お互いのことを静かに思い続けて
生きてきたのだった。


△小樽の街で久しぶりに再会を果たしたユンヒとジュン(映画より)

夜の小樽で2人が再開したシーンには、静かな感動を
おぼえてしまった。

なお、この映画では、小樽でのジュンの暮らしを描いた
シーンを中心に、劇中の会話の3割くらいが日本語で
行われた。

속물들 「俗物たち」 2019年 〇〇---
(906)



2019年に公開されたインディーズ系の社会派コメディ。

財閥による裏金作りや資金洗浄の隠れ蓑と化して
しまった美術館を舞台に、芸術とは対照的な
見苦しい人間ドラマが繰り広げられる。


△館長は財閥に巨額の裏金を作る一方、職員の給料は未払いのまま(映画より)

「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、物語の
展開にはそこそこ引き込まれてしまった。


(終わり)


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