2019年冬のプサン訪問でも、草梁商店街で韓国牛の
焼肉を堪能するハズだった。
△1階の精肉屋でお肉を購入し、2階で食べる例の焼肉屋さん
いや、正確に書けば、途中までは確かに、とても
気分良く韓国牛に舌鼓を打っていた。
△今回は約3万ウォン(3000円)分のお肉を購入
ところが、好事魔多し、とはこのこと。
抜歯し入れ歯を入れるかどうかの瀬戸際にある
左奥下のデリケートな奥歯に突然、激痛が走った。
気が付くと、歯にかぶせていた樹脂状の大きな
かぶせ物が取れていた。
おいしいお肉にがっつきすぎて、常に慎重に
配慮すべき左奥歯のことを、完全に忘れて
しまっていた。
一体、左奥歯で何を強く噛んでしまったのかは、
自分でもわからない。
とにかく、その瞬間から、おいしい食事が台無しに
なってしまった。
天国から奈落への転落である。
へたをすると草梁で歯医者に?保険もないし、一体、
どうすればよいのか?
奥歯の痛みと頭を駆け巡る様々な想念と不安。
それでも、何とか、お肉だけは残さず食べた。
根っからの貧乏性である。
ところが、ところが。
実にさいわいな事には、翌日には完全に痛みが
引いてくれた。
後日談にはなるが、帰国後、「ヲタク」は家に
帰る前に、まず、行きつけの歯医者さんに行って、
また新しいかぶせ物をしてもらった。
「ヲタク」の左奥歯の寿命は、もう少し延びた
ようである。
(終わり)
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韓国牛と韓オタの悲劇
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