■도시로 간 처녀 「都会に出た娘」 1981年 〇〇〇--
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1981年に公開され、ヒットした青春ドラマ。
忠清道の田舎からソウルに上京し、バス会社に
就職した、1人のまじめで気立てのよい女性が主人公。
△乗車賃の着服などしないことを誓う主人公(映画より)
映画は、主人公を中心に会社の寮(大部屋)で
暮らす3人の女性が、それぞれに幸福な未来を
夢見ながら奮闘する、波乱万丈の日々を描いている。
おしゃぶりなしでは寝れない甘えん坊の同僚は、
育て親のイモ(母の姉妹)のため、やむなく
乗車料金を着服し、小銭を稼ぎ始める。思いを寄せる
乗客の大学生の勧めで裁縫教室に通い、見事、
資格を取ったはいいが、肝心の大学生には、惨めに
フラれてしまう。そのショックから、彼女は、
ついに心身のバランスを崩し、会社をやめて行く。
△先輩が買ったタクシー車はヒュンダイのポニー(映画より)
当然のように料金の着服をしているオシャレで
不良っぽい先輩車掌には、ハンサムな彼氏(同僚の
バス運転手)がいる。彼女は、彼氏と新しい生活を
始めるため、借金までしてタクシーを買うが、
彼に妻子がいることがわかり大きなショックを受ける。
彼女は悩んだ末、不憫な妻子のために身を引く。
そして、傷心を抱えた彼女の前に、今度は、本当に
信頼の置けそうな1人の男が現れる。
そんな同僚たちに囲まれた主人公は、スケベな
バスの運転手に旅館で強姦されそうになるなど、
危険な目に合いながらも、バスの物売り青年らに
助けられながら、何とか、車掌の仕事に慣れて行く。
△プサンから遠洋漁船に乗り、南太平洋に向かう主人公の彼氏(映画より)
そして、恋仲になった青年と将来を誓い合う。彼は、
彼女との新しい未来を手に入れるため、一念発起、
遠洋漁船に乗ることを決意し、プサンから南太平洋に
出漁する。
一方、車掌の現金着服対策として下着検査まで
始めた会社のやり方に憤慨した彼女は、車掌の待遇
改善を訴えながら会社の事務所ビルの屋上から
飛び降り、足に大けがを負ってしまう。それでも、
会社を辞めた後、彼女は、彼氏と2人で新しい生活に
踏み出していく。
およそ40年前の映画ではあるが、物語の展開には
すっかり引き込まれてしまった。
なお、この映画でも、印象に残る料理のシーンが
あった。
△プルコギを食べながら飲む先輩車掌と運転手(映画より)
当時、人気のあった「불고기」(プルコギ)だ。
その昔、「ヲタク」もよく食べた、日本でも
有名な甘口の牛肉料理である。
(終わり)
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ポニーとプルコギと映画
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