■경마장 가는 길 「競馬場に行く道」 〇〇〇--
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1991年に公開されたヒット作。
主人公女性の場合、フランスに留学しフランスの
大学で博士号を取得したのは事実だった。だから、
彼女の博士号は紛れもない本物である。
△主演女優はカン・スヨン<映画のポスターより>
しかし、彼女にはフランス語で博士論文を書く
だけの知識も実力もなかったし、今もない。
実際、論文を書いたのは、韓国に妻子を残し
フランスに留学していた韓国人男性で、当時、
女性とは不倫関係にあり、同棲もしていた。
男性は、彼女のために留学期間を1年間延長し、
彼女の博士論文を代筆してあげたのだった。
この映画のポイントを女性の視点から見ると、
1年遅れで韓国に帰国し、彼女との関係の継続を
望む「過去の男」を、いかに後腐れなくきれいに
清算し、次のステップに進むか、にあった。
△女性に捨てられた男性の独り言<映画より>
なお、映画の題名「경마장 가는 길」(競馬場に
行く道)は、大邱の実家に住む妻とも離婚できず、
不倫相手の女性からも捨てられた男性が、女性
との関係を整理するために書き始めた私小説の
題名。
「ヲタク」の趣向には全く合わない映画だったが、
それなりに見ごたえのある作品ではあった。
(終わり)
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韓映画とフランス留学
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