■동승 「童僧」 〇〇---
(1203)
2003年に公開されたドラマ。
主人公は、物心のつく前から寺で育てられて
きた小僧。彼は、お寺の手伝いや修行をする
毎日を送りながらも、決して迎えに来ない母親を
待ち続けている。
その彼が思春期を迎え、ついに母親を探す
ために寺を後にし、冬山を下るところで映画が
終わる。
△名前も知らない母親を探しに外の世界に向かう少年<映画より>
何とも切ない映画だった。
この映画で印象に残ったのは、10代後半と見える
兄弟子が、女性への肉欲を絶とうと必死に修行する
場面。
△女性への肉欲を消すことができず苦悩する兄弟子<映画より>
彼が木鐸を叩きながら延々と唱えていたのは、
관세음보살(観世音菩薩)
いわゆる観音様のことだ。
結局、彼は修業を断念し、主人公よりも先に山を
降りた。
(終わり)
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韓国映画と観世音菩薩
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