■콜 「The Call」 〇〇---
(1273)
2020年に公開された異色のサイコスリラー。
母親の入院で空き家になった実家(全羅南道)に
戻ったアラサーの女性が、家の固定電話を通じ、
20年前を生きるサイコパス女性と時間を超越した
戦いを繰り広げる。
一旦は戦いに勝利したかに見えたが、最後のどんでん
返しで戦いにまだ決着がついていないことが明らかに
なる。
「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、印象に
残るシーンがあるにはあった。
ここでは2つだけ紹介しておく。
1つは実家に届いた電気料金の支払いを督促する封書。
実家の住所が2種類で表記されてあった。
上は新式の道路名住所(アメリカ式)で、下が旧来の
番地名住所(日本式)。住所をめぐる現代韓国社会の
実情の一端が見て取れる。
もう一つが墓地。
エンドロールの紹介によれば、撮影地は城南市の
「プンダン(盆唐)メモリアルパーク」。
経済的に余裕のある都市住民たちの終(つい)の
棲家だ。
(終わり)
(1273)
2020年に公開された異色のサイコスリラー。
母親の入院で空き家になった実家(全羅南道)に
戻ったアラサーの女性が、家の固定電話を通じ、
20年前を生きるサイコパス女性と時間を超越した
戦いを繰り広げる。
一旦は戦いに勝利したかに見えたが、最後のどんでん
返しで戦いにまだ決着がついていないことが明らかに
なる。
「ヲタク」の趣向には合わない映画だったが、印象に
残るシーンがあるにはあった。
ここでは2つだけ紹介しておく。
1つは実家に届いた電気料金の支払いを督促する封書。
実家の住所が2種類で表記されてあった。
上は新式の道路名住所(アメリカ式)で、下が旧来の
番地名住所(日本式)。住所をめぐる現代韓国社会の
実情の一端が見て取れる。
もう一つが墓地。
エンドロールの紹介によれば、撮影地は城南市の
「プンダン(盆唐)メモリアルパーク」。
経済的に余裕のある都市住民たちの終(つい)の
棲家だ。
(終わり)