Quantcast
Channel: 福岡発 コリアフリークなBlog
Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

韓映画と水虫民間療法

$
0
0
이웃사촌  「お隣さん」 〇〇〇〇〇
(1303)



2020年11月に公開された心温まる政治コメディ。


ナミの大ヒット曲「ピングル・ピングル」も登場<映画より>

197、80年代の韓国の世相を背景に、自宅軟禁
された民主化運動の指導者を隣の家から監視・
盗聴していた情報機関の男が主人公。

男はプサンの出身で実に流暢なプサン方言を話す
(それもそのはず、俳優もプサン出身者)。


△主人公ら盗聴チームが豚カルビを食べるシーン<映画より>

その彼が指導者家族との意図せぬ交流を通じ、
徐々に政治に目覚めて行き、ついには指導者を
暗殺しようとする独裁政権の魔の手から、体を
張って指導者を守り抜く。

最後は数年後、長年の同志や娘を失いながらも
大統領になった指導者が、プサンで大衆浴場を
営む彼の元を訪れハッピーエンド。

「ヲタク」のために作られた映画ではないかと
思うくらい、「ヲタク」好みのいい映画だった。

特に、映画の本筋とは無関係ながら、共に水虫を
わずらう指導者と主人公が、酢に正露丸を溶かした
民間薬で水虫を直そうとしていたエピソードは、
「ヲタク」心をストレートにえぐってきた。


△指導者が使っていた正露丸と酢(正確には氷酢酸)<映画より>

何を隠そう。

「ヲタク」自身、その昔、プサンに住む義理の姉から
妻(プサン出身の韓国人)にもたらされた情報(風聞)に
基づき、映画と全く同じ民間療法で水虫を直そうと
した(させられた)経験があるのだ。


△妻に、正露丸と酢で水虫の「治療」をしてもらう主人公<映画より>

それも、二回三回と。


△主人公と大統領が愛用する5本指靴下まで「ヲタク」と共通<映画より>

あの強烈な臭いを伴う民間療法を試したことのある
日本人は非常に珍しいと思うが(はたして「ヲタク」
以外に10人いるだろうか?)、本家本元の韓国には
かなりの数、存在しているに違いない。

ちなみに、その効力の程に関しては、少なくとも
「ヲタク」の足には全く効き目がなかったことを
書き添えておく。



(終わり)

Viewing all articles
Browse latest Browse all 4203

Trending Articles