先日、久しぶりに韓国復讐映画の傑作「ザ・ファイブ 」
(鑑賞番号725)を再鑑賞した。
そして、思いがけずも、韓国式中華のチャプチェパ
(炒肉飯)が登場するシーンに出くわした。
料理そのものが登場したわけではないが、人一倍
チャプチェパを好む「ヲタク」にとっては、非常に
感慨深い大発見だった。
△主人公に言いわけっぽく対応する刑事
それは、怪物的なサイコを相手にするには、あまりに
非力で平凡な刑事が、全く進展のない捜査状況について
主人公に釈明し、気休めを言う場面だった。
△同僚から受け取った書類のようなものに目をやる刑事
主人公に言い訳がましい対応をする刑事に対して、
同僚が脇からこっそり書類のようなものを手渡す。
△出前の注文を取るためのメニューとメモ紙
何のことはない。
刑事が手にしたのは、出前のメニューと注文を取る
メモ紙だった。
△一番下に「잡채밥」(炒肉飯=中華風春雨入り肉野菜炒め丼)
メモ紙には、すでにチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)、
チャンポン、チャプチェパ(炒肉飯)の3種類の料理名と
それぞれの注文数(順に1、3、2)が書き込んであった。
△メモ紙に勢いよく横棒を書き込む刑事
刑事はしばらく考えた末、驚いたことには、チャプチェパの
横の正の字(T)に勢いよく横棒(━)を引いた。
△現時点での集計はチャジャン麺1、チャンポン3、チャプチェパ3
チャプチェパの注文が3皿に増えた瞬間だった。
このシーンを見る限りにおいて、チャプチェパも、
韓国でそこそこ人気の中華料理であることがわかる。
ただし、不思議なことには、これまで1500本近くの
韓国映画を見て来た「ヲタク」も、この映画を除き、
チャプチェパが正当に(ありのままに)評価される
韓国映画を目にしたためしがないのだ。
・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・
もっとも、不思議と言えば、「ヲタク」とチャプチェパの
関係も、我ながら不思議なものである。
「ヲタク」には、プサンでチャプチェパを最初に食べた
時の記憶がない。
後にその味の虜(とりこ)になってしまうのだから、
おいしく食べたことに間違いはなさそうだが、詳しい
記憶が残っていないのだ。
おそらくは、今から40年近い昔、外国人観光客が
1人でも食事のしやすい街中の中華料理店に入り、
先客の誰かが食べていたチャプチェパを目にし、料理の
名前も知らないまま、片言の韓国語に身振りを交えながら
注文したはずである。
(終わり)
(鑑賞番号725)を再鑑賞した。
そして、思いがけずも、韓国式中華のチャプチェパ
(炒肉飯)が登場するシーンに出くわした。
料理そのものが登場したわけではないが、人一倍
チャプチェパを好む「ヲタク」にとっては、非常に
感慨深い大発見だった。
△主人公に言いわけっぽく対応する刑事
それは、怪物的なサイコを相手にするには、あまりに
非力で平凡な刑事が、全く進展のない捜査状況について
主人公に釈明し、気休めを言う場面だった。
△同僚から受け取った書類のようなものに目をやる刑事
主人公に言い訳がましい対応をする刑事に対して、
同僚が脇からこっそり書類のようなものを手渡す。
△出前の注文を取るためのメニューとメモ紙
何のことはない。
刑事が手にしたのは、出前のメニューと注文を取る
メモ紙だった。
△一番下に「잡채밥」(炒肉飯=中華風春雨入り肉野菜炒め丼)
メモ紙には、すでにチャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)、
チャンポン、チャプチェパ(炒肉飯)の3種類の料理名と
それぞれの注文数(順に1、3、2)が書き込んであった。
△メモ紙に勢いよく横棒を書き込む刑事
刑事はしばらく考えた末、驚いたことには、チャプチェパの
横の正の字(T)に勢いよく横棒(━)を引いた。
△現時点での集計はチャジャン麺1、チャンポン3、チャプチェパ3
チャプチェパの注文が3皿に増えた瞬間だった。
このシーンを見る限りにおいて、チャプチェパも、
韓国でそこそこ人気の中華料理であることがわかる。
ただし、不思議なことには、これまで1500本近くの
韓国映画を見て来た「ヲタク」も、この映画を除き、
チャプチェパが正当に(ありのままに)評価される
韓国映画を目にしたためしがないのだ。
・・ ・・ ・・ ・・ ・・ ・・
もっとも、不思議と言えば、「ヲタク」とチャプチェパの
関係も、我ながら不思議なものである。
「ヲタク」には、プサンでチャプチェパを最初に食べた
時の記憶がない。
後にその味の虜(とりこ)になってしまうのだから、
おいしく食べたことに間違いはなさそうだが、詳しい
記憶が残っていないのだ。
おそらくは、今から40年近い昔、外国人観光客が
1人でも食事のしやすい街中の中華料理店に入り、
先客の誰かが食べていたチャプチェパを目にし、料理の
名前も知らないまま、片言の韓国語に身振りを交えながら
注文したはずである。
(終わり)