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空想上のチャジャン麺

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■대장 김창수 「大将 キム・チャンス」 〇----
(1573)



2017年に公開された時代劇。19世紀末の朝鮮を舞台に、青年期の
金九」の活躍を英雄的に描いた映画。時代的背景から、日本語に
よる会話も随所に登場した。

ブログ主が「チャジャン麺週間」の第6作目に選んだ未見の
韓国映画だった。

ブログ主の趣向には合わない映画だったが、チャジャン麺
(韓国式ジャージャー麺)の登場を心待ちにしながら、最後まで
鑑賞した。


△囚人労働者たちの工事現場で麺を打ち、湯がく清国人たち

この映画には、珍しいことに19世紀末のチャジャン麺が登場し、
ブログ主の目と耳を楽しませてくれた。


△19世紀末のチャジャンソース

囚人たちが動員された鉄道建設の工事現場で、囚人たちの
ために清国人たちが作って提供した料理だった。


△列を作る囚人たち

出前が無理だからなのか、現場で麺打ちから始める熱の入れよう。


△これぞ19世紀末のチャジャン麺!

現代のチャジャン麺とも大差なく、実においしそうに見えた。


△チャジャン麺に舌鼓を打つ囚人労働者たち

ただし、冷静な目で見れば、このチャジャン麺が、綿密な
時代考証を経て映画に登場した料理とは考えにくい。


△音をたてながらチャジャン麺を食べる金九(右)と仲間たち

ブログ主は、19世紀末の朝鮮における囚人労働の現場に登場
した、このチャジャン麺を、現代韓国人の溢れんばかりの
チャジャン麺愛が時代劇の中にまで投影されてしまった、かなり
無理のある空想上の料理と見た。

史実を確認し、客観的な根拠を提示するまでの手間をかける
意欲はないが、そこそこの自信はある。


(終わり)

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