38度線コメディの傑作

■육사오(6/45)　「６４５」 〇〇〇〇〇
（１７０４）



2022年に公開され、190万を超える観客を動員した軍隊コメディ。

南北軍事境界線近くの最前線で軍生活を送っていた1人の青年が、
除隊を間近に控えたある日、基地内でロトくじを拾う。そして、
そのくじが大当たりするのだが、当選金額は超高額の約60億ウォン
（６億円）。

ところが後日、そのロトくじが強風に吹き飛ばされ、あろう
ことか境界線の北側に。そして、偶然、そのロトくじを北朝鮮の
兵士が拾い、部隊内のインターネットを通じ、謎の紙切れが
約600万ドルの当せん券であることを突き止める。


△人民軍のチャーミングな女性兵士を演じたのはパク・セワン

その後、事情を知った南北両軍の数名の兵士たちが極秘チームを
結成し、当せん金を韓国の銀行から引き出し山分けするため、
南北共同の秘密作戦を繰り広げる。

「笑いの地雷」が随所に待ち構える、実に可笑しくて楽しい映画
だった。


△作戦途中に禁断の南北恋愛も芽生える

実際、ブログ主自身、久しぶりに何度も大笑いさせられると
同時に、韓国映画界の底力まで感じさせられた。


△1枚のロトくじ券が風に舞い、中華の配達バイクに挟まる

なお、この映画の冒頭には、元は焼酎の販売促進用のオマケだった
ロトくじ券が、酒場のゴミ箱から風に舞いあげられ、最後の最後に
軍用車両で最前線の基地にまで運ばれるシーンが登場した。


△中華の配達バイクに運ばれるロトくじ券

その運搬リレーの中で、最初にロトくじ券の運搬を担ったのが、
街中を走る中華の配達バイクだった。

ブログ主こだわりのチャジャン麺（韓国風ジャージャー麺）が
直接登場したわけではないが、チャジャン麺に関連するシーンと
して記録しておいても問題はないだろう。


（終わり）