■메리 좀 찾아줘 「メアリーを探して!」 〇〇〇〇-
(1888)
2019年に公開されたスリラー風の家族ドラマ。
主人公は、熱心なキリスト教徒で娘思いの父親。年のころは40前後。
ある日、1人娘の少女が「メアリー」という名前まで付け大事にしていた
自転車が盗まれてしまう。体調を崩し食欲も失った娘のために、父親は
自転車を探して回るが見つからない。
万策尽きた頃、偶然、父親は親しくしている教会信者の住むアパートで
娘の自転車と全く同じタイプの自転車を見つけ、別物と分かった上で、
その自転車を盗んでしまう。
△娘の自転車と同色同タイプの別の自転車を盗んでしまう父親
ところが、その翌日、娘がその自転車に乗り、母親といっしょに
その信者(同年代の子どもがいる)のアパートを訪れてしまった。
映画は、自転車が偶然、持ち主の少女の目に触れ、最後に父親が
自転車を盗んだ事実が白日の下にさらされる決定的瞬間を迎える直前で
終わってしまう。
焦り、恐怖、そして諦め・・、その瞬間を迎えるまでの父親の心理の
動きが、スリラー風の背景音とともに描写される、なかなか見ごたえの
ある映画だった。
主人公の父親にかなり深く感情移入してしまったブログ主としては、
返す返すも、新品を買い、それをメアリーに仕立て上げる方法を取ら
なかった父親が、何とも憐れでならなかった。
(終わり)
(1888)
2019年に公開されたスリラー風の家族ドラマ。
主人公は、熱心なキリスト教徒で娘思いの父親。年のころは40前後。
ある日、1人娘の少女が「メアリー」という名前まで付け大事にしていた
自転車が盗まれてしまう。体調を崩し食欲も失った娘のために、父親は
自転車を探して回るが見つからない。
万策尽きた頃、偶然、父親は親しくしている教会信者の住むアパートで
娘の自転車と全く同じタイプの自転車を見つけ、別物と分かった上で、
その自転車を盗んでしまう。
△娘の自転車と同色同タイプの別の自転車を盗んでしまう父親
ところが、その翌日、娘がその自転車に乗り、母親といっしょに
その信者(同年代の子どもがいる)のアパートを訪れてしまった。
映画は、自転車が偶然、持ち主の少女の目に触れ、最後に父親が
自転車を盗んだ事実が白日の下にさらされる決定的瞬間を迎える直前で
終わってしまう。
焦り、恐怖、そして諦め・・、その瞬間を迎えるまでの父親の心理の
動きが、スリラー風の背景音とともに描写される、なかなか見ごたえの
ある映画だった。
主人公の父親にかなり深く感情移入してしまったブログ主としては、
返す返すも、新品を買い、それをメアリーに仕立て上げる方法を取ら
なかった父親が、何とも憐れでならなかった。
(終わり)