■복지식당 「福祉食堂」 〇〇〇--
(2073)
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2022年に公開されたインディーズ系の社会派映画。
交通事故で両足と左手に重い障害を負った主人公が、ずさんな検査により
障害の程度を軽く判定(5級)されたために、各種の福祉サービスを受ける
権利や障害者向けの就労の機会を奪われてしまう。
苦境に陥った主人公と姉に、一見、信頼のおけそうな、自らも両足に障害を
持つ支援者が接近してくる。主人公は、その男を信じ頼るが、その男の正体は
障害者を食い物にする悪質なブローカーだった。結局、主人公は男にまんまと
騙され、弁護士費用などを口実に、わずかな貯えまで奪われてしまう。
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△重度の障害を負いながら、軽度障害と判定されてしまった主人公
窮地に追い込まれた主人公が、ギリギリのところで自分を奮い立たせ、
障害の等級審査のやり直しを求める行政訴訟の場に、1人で出廷する場面で
映画は終わる。
なお、映画題名の「복지식당(福祉食堂)」とは、ブローカーの障害者が、
よく出入りしている食堂のこと。何とも皮肉な題名である。ただし、食堂の
厨房を受け持つ聴覚に障害を持つ老女だけは、最初から、ブローカーに
険しい視線を向けていた。
弱者が弱者を食い物にする、何とも殺伐とした内容の映画ではあったが、
それでも希望を失わず、前を向いて生きていこうとする主人公の強さには
救われる思いがした。
(終わり)
(2073)
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2022年に公開されたインディーズ系の社会派映画。
交通事故で両足と左手に重い障害を負った主人公が、ずさんな検査により
障害の程度を軽く判定(5級)されたために、各種の福祉サービスを受ける
権利や障害者向けの就労の機会を奪われてしまう。
苦境に陥った主人公と姉に、一見、信頼のおけそうな、自らも両足に障害を
持つ支援者が接近してくる。主人公は、その男を信じ頼るが、その男の正体は
障害者を食い物にする悪質なブローカーだった。結局、主人公は男にまんまと
騙され、弁護士費用などを口実に、わずかな貯えまで奪われてしまう。
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△重度の障害を負いながら、軽度障害と判定されてしまった主人公
窮地に追い込まれた主人公が、ギリギリのところで自分を奮い立たせ、
障害の等級審査のやり直しを求める行政訴訟の場に、1人で出廷する場面で
映画は終わる。
なお、映画題名の「복지식당(福祉食堂)」とは、ブローカーの障害者が、
よく出入りしている食堂のこと。何とも皮肉な題名である。ただし、食堂の
厨房を受け持つ聴覚に障害を持つ老女だけは、最初から、ブローカーに
険しい視線を向けていた。
弱者が弱者を食い物にする、何とも殺伐とした内容の映画ではあったが、
それでも希望を失わず、前を向いて生きていこうとする主人公の強さには
救われる思いがした。
(終わり)