10月16日、韓国の経済水域で違法操業中の中国漁船を
取り締まる現場で、またしても尊い人命が失われる
痛ましい事故が起きた。
今回は、韓国の海洋警察が撃ったゴム弾により中国人
船員が1名死亡した。
原因はどうあれ、ご冥福を祈るしかない。
ところで、韓国メディアで関連ニュースを読んでいた
「ヲタク」は、実に奇妙な韓国語に出くわした。
韓国の経済水域で違法操業する中国漁船の多くが
韓国側の取締りに抵抗するために使っているという
「쇠꼬챙이」がそれだ。
直訳すると「鉄串」。
どうしても、その「鉄串」をイメージすることができな
かった「ヲタク」だが、次のようなフォトニュースを
見ることによって、おおよそのことが理解できた。
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■중국 어선 쇠꼬챙이
中国漁船の「鉄串」
(ニューシス 10月17日)
중국 어선의 선원이 불법조업을 단속하던 우리 해경이
쏜 고무탄에 맞아 사망하는 사고가 발생한 가운데 17일
오전 목포해경이 목포해양경찰서 전용부두로 압송된
중국어선에서 단속을 피하기 위해 사용한 쇠꼬챙이를
장착하고 있다.
16日、韓国海洋警察が違法操業中の中国漁船を拿捕
(だほ)する際、使用したゴム弾により中国人船員が
死亡する事故が発生した。写真は、翌17日午前、モッポ
(木浦)海洋警察専用埠頭に係留された中国漁船の上で、
船員が取締りを妨害するために使用したと見られる
「鉄串」が確認されている様子。
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「鉄串」とは、要するに「先を尖らせた鉄パイプ」、
あるいは「鉄パイプで作ったヤリ」のことだ。
こんなものでつつかれたら、たまったものではない。
現在、韓国沖の黄海は、取り締まる側も取り締まられる
側も命がけの漁場と化してしまっている。
何とも殺伐とした海の現実である。
(終わり)