金属製の手錠が普及した現代の日本では、警察でも
特に捕縄術を教えていないし、マスコミ報道に接する限り、
逮捕や連行の現場で容疑者を捕縄した場面を目に
することもない。
しかし、韓国のマスコミ報道に接する限り、韓国では
現代でも、容疑者に金属製の手錠をした上で捕縄
(ほじょう)し逮捕・連行することが一般的だ。
過去、朝鮮総督府が持ち込んだ日本式捕縄術と
現代の韓国警察で使われている捕縄術との
関連については確認していないが、もし、日本で
すたれた捕縄術が現代韓国に生きているとしたら、
それはそれで皮肉な話ではある。
ちなみに、韓国語では捕縄の縄のことを、特に「포승줄」
(=捕縄ナワ)と呼んでいる。
ここでは、韓国のネット新聞、ニュースタウンから
関連記事の一部を翻訳練習させてもらった。
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■아산경찰서,피의자 도주방지 순회 아카데미
수사형사 포승줄 및 수갑사용 사용능력 향상 목적
アサン警察署、容疑者逃走防止巡回アカデミー実施
刑事らの捕縄、手錠使用の能力向上が目的
(ニュースタウン 2013年7月)
아산경찰서(서장 서정권)수사과(과장 유재선)는
7월12일 오전 10시 경찰서 4층 회의실에서 수사
형사를 대상으로 ‘피의자 도주방지 순회 아카데미”를
개최했다.
忠清南道アサン(牙山)警察署捜査課は7月12日
午前10時から、警察署4階の会議室で現場の刑事らを
対象に「容疑者逃走防止巡回アカデミー」を開催した。
이번 순회 아카데미는 피의자 도주로 인한 국민
불안감 불식 및 경찰 신뢰감 회복 일환으로 마련
됐으며, 유재선 수사과장 등 4명의 강사가 진행했다.
今回の巡回アカデミーは、容疑者の逃走による
国民の不安を払拭し警察への信頼を回復する目的で
実施された。ユ・ジェソン捜査課長ら4人が講師を
務めた。
이날 수사형사들은 형사와 피의자가 돼 포승줄 및
수갑사용능력 향상 및 피의자 호송 중 도주방지에
대한 실전 연습을 했다.
この日、刑事らは、刑事役と容疑者役に別れ、捕縄術や
手錠使用法の能力向上をはじめ、護送中の容疑者の
逃走防止などについて実戦的な研修を行った。
−以下省略−
(終わり)