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Channel: 福岡発 コリアフリークなBlog
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めんたいぴりりと釜山

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福岡市のテレビ西日本(TNC)が開局55周年を記念し、
韓国・プサン市のKNNと共同制作したドラマ
めんたいぴりり」の特別編集版(全5話)が、この
9月28日からKNNで放送されるとのこと。

「めんたいぴりり」は、博多で初めて辛子明太子を製造
販売した「ふくや」の創業者、故川原俊夫氏夫婦の
物語を描いた笑いと涙の連続ドラマ(全16話)。

ドラマの中にも出てきたが、川原氏は日本統治下の釜山に
生まれ、旧制釜山中学を卒業するまで釜山で過ごした。

さらに、川原氏の博多での辛子明太子製造に最も大きな
インスピレーションを与えたのが、釜山の草梁市場で
売られていた「メンタイ」だったと知れば、このブログで
取り上げないわけにはいかない。

旧制釜山中学(現プサン高校)にしろ、草梁市場にしろ、
「ヲタク」の妻の実家から目と鼻の先にある、「ヲタク」にも
実になじみ深い場所なのだ。


△KNNの9月28日(土)番組表より

ここでは、KNNの番組表の中に見つけた、「めんたい
ぴりり」の韓国語表現を記録しておく。

「명란이 매콤해」

これが、「めんたいぴりり」の韓国語題名だ。日本語に
訳せば、「めんたいがピリ辛い」くらいになる。今風の
言葉で言えば、実にベタな直訳調の韓国語訳である。

ちなみに、現代の韓国語では、辛子明太子のことを
「명란젓」と呼んでいる。

なお、最後に私見ながら、「ヲタク」は「メンタイ」の語源を、
スケトウダラを意味する「명태(明太、ミョンテ)」の
プサン方言である「メンテ」、あるいは、そこに「アル」(卵)を
加えた「メンテアル」なのではないかと考えている。








(終わり)



参加カテゴリ:地域情報(アジア)


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