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クロハゲワシとの遭遇

2017年冬の花浦川湿地生態公園(金海市)では、モンゴルから飛来し
越冬中のクロハゲワシたちと感動的な遭遇を果たすことができた。

彼らとの遭遇こそ、2017年冬の韓国訪問最大の収穫だったと言える。

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まず、田んぼの一角に陣取った彼らを遠目に確認した時の驚きと
言ったら・・・。

しばらくは放心状態。

正気に戻った後、高ぶる気持ちを抑えながら、静かに少しづつ彼らとの
距離を縮めて行った。

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そして、ついに群れのいる同じ田に足を踏み入れることができた。

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△飛び立つ前のポーズ

しかし、その距離が50mくらいまで縮まると、異変を察知した彼らは、
1羽1羽とゆっくり田を飛び立って行った。

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一度飛び立った彼らは、2度と同じ場所に舞い降りる気配はなかった。

その後、黙々と小1時間ほど歩いた。

次の遭遇は生態公園の中だった。遊歩道沿いに整備された裸地のような
一角に彼らがいた。

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△カラスとの比較から、彼らの巨大さがわかる。

前回以上に慎重に近づいたはずだったのに、彼らはすぐに飛び立った。

それでも、「ヲタク」の気持ちは十分に満たされていた。

空振りも覚悟していた彼らに2度も会えたのだから。

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おもしろいことに、バス停を目指し帰途についた「ヲタク」の
上空で、数羽のクロハゲワシが舞い始めた。

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かなりの低空飛行だった。

彼らは動物の死体にしか興味はないので、「ヲタク」を襲おうと
していたはずはない。

もしかすると、何らか「ヲタク」に興味を持ったのか、エサ撒きが
始まるとでも思ったのか?

「ヲタク」は、彼らの舞いをお別れの挨拶程度に解釈し、彼らとの
遭遇に感謝しながら、幸せな気持ちに包まれたまま、バス停まで
歩くことができた。

正直、どこまで「ヲタク」についてくるのか、心配もしたのだが、
それは取り越し苦労だった・・・。

遠くない将来、また花浦川湿地を訪れ、今度はエサ撒きイベント
などにも参加したいものである。



(終わり)



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