■바다 Themselves 2011年 〇〇---
目の見えない少年、水商売の女性、コーチ目当てにボクシングジムに
通う怪力の女性。それぞれに事情を抱えた3人が1台の車で海を
目指す珍道中を描く青春映画。
例によって、この映画でも中国語字幕にトンチンカンな誤訳が
いくつか目についた。
中でも、「복권집(宝くじ店)」が「リハビリセンター」とは驚いた。
すぐ後のシーンで、実際の宝くじ屋が画面に登場するにも関わらず、
間違いに気づかないのだから、お粗末すぎる。
おそらく「복권(福券)」の音から「保健」あるいは「復健」くらいを
連想し、中国語の「康復」と誤訳したのだろう。
中韓共通の文字である漢字が、足を引っぱっている例だ。
■공공의 적 「公共の敵」 2002年 〇〇〇--
韓国式型破り刑事の事件簿。
男の自慰行為シーンに主人公の野糞シーン。えげつない演出も
型破りだ。
一方、自分を刺し殺した犯人が息子であることを示す証拠(割れた
爪)を死ぬ直前に飲み込んでいた母親の愛情には、グッとくるものが
あった。
韓国でヒットした理由がわかった。
■화이「ファイ 悪魔に育てられた少年」 2013年 〇〇〇--
同じ孤児院出身の5人からなる凶悪な強盗団に育てられた少年。
自らの出自の秘密を知った少年は「怪物」と化し、復讐を始める。
■몽타주 「悪魔は誰だ」 2013年 〇〇〇--
よくねられたサスペンス映画だった。もしかすと、横山秀夫の
小説「ロクヨン」あたりに影響を受けているのかもしれない。
■그놈 목소리 「あいつの声」 2007年 〇
実際にあった未解決の誘拐殺人事件を題材にした映画。救いのない
映画はつらい。
■살인자 「殺人者」 2014年 〇
殺人者の息子が主人公。絵を描くことが好きな気弱な少年が、
凶悪な犯罪に手を染める過程が、あまりにも悲しい。
(終わり)
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