△福岡空港で一行を迎えたのは嬉野温泉・和多屋別荘の送迎車(映画「家門の受難」より)
韓国の人気コメディ映画「家門の栄光」シリーズの第4作「家門の受難」
(2011年公開)には、全く驚かされた。
△福岡市
全羅道の名門ヤクザ一家・百虎会幹部らの日本珍道中を描いた第4作の
舞台は、何と九州の福岡市と佐賀だった。
△福岡市天神
当然のごとく、「ヲタク」のよく見知っている街の風景がたくさん
登場した。
たとえば、福岡タワー。
ヤフオクドーム。
△天神渡辺通り
天神のオフィス街や繁華街。
△大宰府天満宮の参道
太宰府天満宮の参道や境内。
△太宰府天満宮の境内
おまけに大濠公園まで。
△大濠公園
福岡県人なら、見てすぐにそことわかる場所の数々だ。
△嬉野温泉
一方、佐賀からは嬉野(うれしの)の温泉街や茶畑。
それに武雄(たけお)のゴルフ場など。
△武雄のゴルフ場
映画全編を通して、まるで博多・佐賀観光のプロモーションビデオでも
見ているような錯覚に陥るシーンの連続だった。
キャプチャー画像の紹介は省いたが、この映画には、博多や嬉野の
温泉旅館やコンビニ、パチンコ店、銀行、老舗日本料理店なども
登場していた。
「ヲタク」の記憶が正しければ、これだけ博多が登場する外国映画を
見るのは初めての経験だった。
以下は、例によって週末の鑑賞作品。
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■말아톤 「マラソン」 2005年 〇〇〇〇-
(165)
2005年、510万を超える観客を動員したヒット作(年間4位)。
実在のマラソンランナー(ペ・ヒョンジン)に着想を得て作られた
フィクション映画。
自閉症ランナーの母親の苦悩や迷いに感情移入してしまい、涙を
誘われた。
久しぶりにカタルシスを感じた映画だった。
■⑤가문의 귀환 「家門の帰還」 2013年 -----
(164)
シリーズ第1作で人気を集めた3J(スリージェイ)一家が堅気となり
経営する建設会社。その会社で起きるお家騒動を描いたコメディ映画。
日本人女優ユーミンの韓国語が思ったより流ちょうなのには、驚いた。
観客動員は116万人(年間20位圏外)と振るわなかった。第1作の
主役だった末娘も出演しておらず、主要メンバーの役者が大きく
入れ替わった点などが不人気の要因だったと考えられる。
■④가문의 수난 「家門の受難」 2011年 〇〇
(163)
百虎会最高幹部らの福岡、佐賀旅行。銀行強盗の現場に居合わせた
ことから始まる脱線続きの珍道中。
福岡県人や佐賀県人にはなじみ深い街や観光地が随所に登場する。
観客動員237万人、年間12位。
■③가문의 부활 「家門の復活」 2006年 〇〇
(162)
全羅道の名門ヤクザ一家・百虎会の長男が丸暴の検察官と結婚した
ことを機に、一家はキムチを販売する食品会社へと転業をはかる。
プサン出身のボスが率いるヤクザ組織の妨害を受け、会社は倒産の
危機を迎えるが、何とか危機を克服し復活を遂げる。
観客動員346万人、年間6位。
■②가문의 위기 「家門の危機」 2005年 〇〇〇
(161)
2005年、560万を超える観客を動員した大ヒット作(年間3位)。
全羅道麗水の名門ヤクザ一家・百虎会の長男が丸暴の検察官女性と
恋に落ち、一家は危機を迎える。
しかし、長男と恋人(検察官)の協力で、プサン出身の悪徳組織の
悪だくみを粉砕し事なきを得る。
■①가문의 영광(家門の栄光)「大変な結婚」2002年 〇〇〇
(160)
2002年、500万を超える観客を動員した大ヒット作(年間1位)で、
記念すべきシリーズ第1作目。
全羅道麗水の名門ヤクザ・3J一家の会長の策略により、会長の末娘が
ソウル大法学部出の一般男性と恋に落ち結婚するまでの過程を描いた
コメディ映画。
(終わり)