■고지전 「高地戦」 2011年 〇〇〇〇-
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2011年、290万を超える観客を動員したヒット作(年間7位)。
同年、韓国のアカデミー賞とも呼ばれている「大鐘賞」最優秀作品賞を
受賞した作品でもある。
朝鮮戦争の後半、膠着した東部戦線では高地を奪われては奪い返す
攻防が延々とくり返され、まさに地獄のような消耗戦が続いていた。
この映画では、東部戦線で休戦成立の直前まで激しい高地戦を繰り広げ、
敵味方の砲弾の雨の中、ほぼ全滅して行く韓国軍の中隊の姿を通じ、
戦争の悲惨さや愚かしさを正面から描いている。
△中国人民義勇軍(映画より)
それにしても、大雨の中、不気味なチャルメラの音とともに突然、
中国人民義勇軍の大軍が中隊の陣地の前に姿を現すシーンは圧巻だった。
映画とはわかっていても、ぞっとさせられた。
(終わり)
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韓国映画と中国義勇軍
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