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韓国映画と性犯罪

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■시  「ポエトリー アグネスの詩」 2010年   〇〇---
(255)
 


密陽光州で連続的に発生した女子中学生集団レイプ事件に着想を
得て作られたフィクション映画。

2010年、韓国のアカデミー賞とも称される「大鐘賞」で最優秀作品賞を
受賞した作品でもある。

現実の事件の衝撃性もさることながら、この映画には、後遺障害を持つ
高齢男性と初期の認知症を患うホームヘルパーの老女のセックスシーン
という、また別の意味で衝撃的な(グロい?)シーンも登場する。

この映画の主人公である老女は、その内密の性関係をネタに、経済力も
立場もある高齢男性から口止め料として500万ウォン(約50万円)を
せしめる。

老女には、面倒を見ている中学生の孫の犯した強姦の罪をもみ消す
ため、被害者の親に支払うお金が、どうしても必要だったのだ。

主人公の孫を含む6人の男子生徒にレイプされた女子生徒が、その
苦しみを日記に書き残し、川に身を投げ自殺してしまっていた。

学校と6人の加害者の保護者らは結託し、事件が警察やマスコミに漏れ
ないよう、被害者の母親(一人親)に3千万ウォン(約300万円)の
慰謝料を払い、事件を表沙汰にしないことを承諾させる。

しかし、街のカルチャーセンターで詩を学んでいた老女は、迷いと
苦悩の末、ついには被害者のために「アグネスの唄」(アグネスは
被害者の洗礼名)と題する詩を書くとともに、詩の朗読会で出会った
猥談好きの刑事(警察の不正を内部告発し左遷された過去を持つ)に、
孫の罪を打ち明け、孫は警察の車で連行されて行く。

何とも焦点の定まらない内容で、「ヲタク」的には、あまり高くは
評価できない映画であった。



(終わり)





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