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韓国映画と全羅道方言

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■목포는 항구다 「木浦は港だ」 2004年 〇〇〇〇-
(264)



木浦の任侠組織に麻薬捜査のために潜入した刑事の奮闘を軸に、友情や
恋を描いたコメディ映画。

主人公の刑事は、潜入先の組織の立て直しに貢献し、任侠の精神を
重んじる会長の意に反し麻薬を扱っていた腹黒な勢力を退治する。

そして、ついには刑事を辞め、会長とともに新しく自分の任侠組織を
立ち上げる。

おまけに、主人公の上司だった美形の女性検事は、会長に一目ぼれ
され、結ばれていく、というハチャメチャな展開。

それでも、「ヲタク」の笑いのツボを多角度的に突いてくる、まさに
「ヲタク」好みの作品だった。

また、この映画では、全羅道方言についてもいろいろと学べた。

例えば「야그(이야기)」や「성님(형님)」などの全羅道方言は、この
映画で初めて知った。

■플란다스의 개 「ほえる犬は噛まない」   2000年   〇〇〇--
(263)



主人公は大学の非常勤講師の男と、男の住むアパート団地の管理
事務所で働く女性事務員。

犬肉食や教授選考における付け届け問題(映画では学長に約150万円)
など、笑えない社会問題を絡めながら展開するブラックコメディだ。

男は、直接、間接的に2匹の犬と1人の老婆の命を奪いながら、人脈と
妻の退職金(学長への付け届けへ)のおかげで晴れて大学教授となる。

一方、アパート住民の相談に親身になって対応し、男の妻の飼い犬を
必死の思いで救い出した事務員は、「外に出過ぎる」という一方的な
理由で所長から首を切られてしまう。

何とも理不尽な結末で終わる映画だった。



(終わり)



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