■쌍화점 「霜花店 運命、その愛」 2009年 -----
(300)
2009年、370万を超える観客を動員したヒット作(年間5位)。
高麗末期の宮廷を舞台に、3人の美男美女が繰り広げる異色の
官能時代劇だ。
同性愛者で女性と交われない王が、世継ぎ問題の解決に迫られ、
寵愛していた近衛部隊の隊長に王妃(元<モンゴル>皇帝の娘)を
抱かせ、子種を得ることにした。
△王と隊長
王と隊長、そして隊長と王妃の濡れ場のシーンは、かなり過激だ。
特に何度も繰り返し登場する隊長と王妃のからみは、ソフトなポルノ
映画レベルである。
△隊長と王妃
やがて、隊長と王妃の間に、単なる肉体の交わりを超えた愛情が
芽生え始め、それを感じ取った王は、嫉妬のあまり、精神のバランスを
失っていく。
△隊長と王妃
そして、この三角関係は、おぞましくもグロテスクな破滅に向かって
突き進む。(キーワードは「거세」、翻訳省略)
いわゆる腐女子受けしそうな内容ではあるが、個人的には、最後まで
見続けることに苦痛を感じた映画であった。
収穫と言えば、映画の題名となった「쌍화점(霜花店/双花店)」が、
元来、奔放な性風俗を歌った高麗時代の素朴な歌謡であることを
知ったことくらいか。
(終わり)
↧
韓国映画と腐女子風
↧