■용서는 없다 「容赦はしない」 2010年 〇〇〇--
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2010年、110万を超える観客を動員した犯罪ミステリー。
全羅北道群山市を舞台に、強姦され自殺に追い込まれた姉の復讐を、
自らの命と引き換えになし遂げる男の物語。
△群山市の錦江河口堰(映画より)
復讐の相手は、3人の犯人に加え、裁判で犯人たちに有利な証言を
した女と監察医。さらに、事件や裁判とは直接、関係のない監察医の
一人娘まで標的となる。
詳述は避けるが、この映画ほど残酷で、見る者に重い絶望感を抱かせる
映画も珍しい。復讐する側にも、される側にも、救いや希望は一切、
ない。
少なくとも「ヲタク」の場合、過去に見たどんな映画よりも、息苦しく
なるくらい重い絶望感に包まれた。
「なぜ、今、ここにお前がいるのか!?あり得ない」。
物語の展開に、若干、無理を感じる場面もあったが、総じて非常に
見ごたえのあるノワール風ミステリーだった。
(終わり)
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韓国映画と錦江の絶望
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