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韓国映画と修道女の罪

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원죄   「原罪」 2018年  〇〇〇--
(480)



2018年4月公開の映画。

1人の上品な老女が、ある海辺の教会(撮影は全羅北道群山市)を
訪ね、今からちょうど40年前にその教会で起きた痛ましい事件を
回想し、神に赦しを乞う。



40年前、彼女はその教会に配属された修道女として、どうしても
手を差しのべたい父娘に出会ったが、彼らを絶望の闇から救うことが
できなかったばかりか、結局、2人を死に追いやる形になってしまった。


△彼女の回想シーンは、一部を除き全て白黒だった。

責任を感じた彼女は修道女をやめた。



そして、事件から40年間もの間、重い十字架を背負って生きて来た。
父娘と共に苦しみ、共に涙を流せなかった自分を責め続けて来たのだ。

しかし、あの父娘のために、一体、彼女に何ができたというのか。

娯楽性や商業性の全くない作品で、観る者の心に重い疑問だけを
残して終わる映画だった。

カトリック信者の多い、韓国ならではの映画作品といったところか。




(終わり)


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