■울지마 톤즈 「泣くな、トンズよ」 2010年 〇〇〇〇〇
(961)
2010年、47歳の若さでこの世を去った故イ・テソク
神父を悼み、氏の業績を称えるために、同年、作成
され公開されたドキュメンタリー映画。
△彼は大学の医学部を出て神父になる道を選んだ(映画より)
この種の映画としては異例とも言える、44万を
超える観客を動員した作品だ。
「ヲタク」自身、南スーダンのトンズ地域における
彼の全人格的献身の記録に、大きな感動を受ける
とともに驚かされた。
まず、彼が医師として行った手作りの診療所での
医療活動。
並行して、貧しい人々からも疎外されていた
ハンセン病患者らへの医療活動と生活支援。
さらに、子どもたちのための学校建設。
学校では、自らの趣味と特技(独学で学んだ
ピアノやギターなどの楽器演奏)を存分に生かし、
音楽隊の結成と指導にも邁進した。
△トンズで神父の追悼パレードを行う音楽隊(映画より)
何とも立派な神父がいたものである。
△彼の信念の核にはイエスへの信仰があった(映画より)
次回のプサン訪問時にでも、彼の生家近くにある
記念館(西区南富民洞)に足を運んでみたくなった。
△彼は現地の部族の言葉も熱心に学んだ(映画より)
ここでは、映画のエンディングに登場した彼自身の
言葉を紹介しておく。(日本語訳は「ヲタク」)
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신부가 아니어도 의술로 많은 사람을 도울수 있는데.
한국에도 가난한 사람들이 많은데 왜 아프리카까지
갔냐는 질문을 자주 받는다.
神父でなくても医師として多くの人を助けることが
できるのに、韓国にも貧しい人が大勢いるのに、なぜ
アフリカにまで行ったのか、という質問をよく受ける。
나도 잘 모르겠다. 다만 내 삶에 영향을 준 아름다운
향기가 있다.
私にもよくわからない。ただ、私の人生に影響を
与えた美しい香りがある。
가장 보잘것 없는 이에게 해준 것이 곧 나에게 해준
것이라는 예수님 말씀.
最も価値のない者に対して為した行いが、即ち、
私に対して為した行いだとおっしゃったイエス様の
お言葉。
모든 것을 포기하고 아프리카에서 평생을 바친
슈바이처박사.
全てを投げ捨て、アフリカにおいて一生を捧げた
シュバイツァー博士。
어릴때 집 근처 고아원에서 본 신부님과 수녀님들의
헌신.
幼かった頃、家の近くにあった孤児院で見た神父様や
シスターたちの献身。
마지막으로 10남매를 위해 희생하신 어머니의
고귀한 삶.
最後に、私たち10人兄弟のために自分を犠牲にした
母の高貴な人生。
이것이 내 마음을 움직인 아름다운 향기다.
これらが、私の心を動かした美しい香りだ。
(終わり)
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韓国のシュバイツァー
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