■들리나요? 「聞こえますか?」 〇〇〇--
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2020年に公開されたドキュメンタリー映画。
CBS(キリスト教放送)のミニプレゼン(講義)番組、
「세바시」(세상을 바꾸는 시간, 15분/世の中を変える
時間、15分)で大ブレークした1人のクリスチャン・
タレントが、聴覚障がい者の父親に人工内耳の手術を
受けさせる過程を記録したドキュメンタリー番組。
彼のプレゼン(トークショー)は、人と人との
「소통/疎通」(コミュニケーション)の大切さを
テーマに、観客を共感と癒しで包み込む。
△キム・チャンオク氏の講義(トークショー)はどこでも満員<映画より>
時折、挟み込む毒舌によるブラックな笑いが、全体の
中で、まるで質のいい香辛料のような役割を果たして
いるのが、聞いていて小気味よかった。
もし内耳の手術がうまくいったら、一番聞いてみたい
音が連れ合いの声だと言った父親に対して母親が
投げかけた言葉が、「ヨンビョン(バカじゃないの)」。
家族の中で父親は、酒癖の悪い暴君でもあったのだ。
「ヲタク」もすっかり、彼の話術のファンになって
しまった。
そういう彼にとって、聴覚障がい者である父親が
抱えてきた「疎通」の困難さを少しでも緩和して
あげることが、彼が長年背負い続けてきた「宿題」
だったとのこと。
△済州島の草原をジープで走る主人公<映画より>
実に見ごたえのある人間ドキュメンタリーであった。
△彼の故郷は済州島<映画より>
また、彼の出身地であり、今でも両親が暮らす
済州島の自然の美しさにも魅せられてしまった。
(終わり)
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済州出身、癒しの伝道師
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