■나탈리 「ナタリー」 〇----
(1189)
2010年に公開されたエロチックなラブロマンス。
成人指定の作品だ。
芸術大学で美術を学ぶ男子学生が、舞踊を学ぶ
女学生に淡い恋心を抱く。
一方、女学生は若手教授との大人の恋に激しく
身と心をゆだねていく。
△過激な濡れ場を演じた主演女優のパク・ミンギョン<映画より>
やがて、教授との結婚を考え始めた女学生に対し、
彫刻家でもある教授は、創作を最優先させるため、
結婚は考えていないことを告げる。
教授の元を離れた傷心の女学生は、自分に恋心を
抱く学生に対し、
「私の心に別の男の人がいても、私を愛することが
できますか?」
と問う。
学生は、生涯、彼女を愛し続けると誓い、2人の
交際が始まった。
大学卒業後、2人は結婚するが、女性が病魔に
襲われてしまい、子どもの出産と引き換えに
命を落としてしまう。
夫は、死ぬ間際まで彼女が教授を想い続けていた
ことを知り、愕然とさせられる。
夫から彼女の死を知らされた教授は、今さらながらに、
過去、自分が愛した女性は彼女1人だけだったことに
気づき、深い喪失感に襲われる。
「ヲタク」の趣向には全く合わない映画だった。
たとえ2人の男から違う形で愛されたとしても、幸福に
なれなかったら何の意味もないではないか。
あるいは、たとえ短い人生ではあったとしても、2人の
男から愛され、幸せだったと考えるべきなのだろうか。
(終わり)
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韓映画と韓流三角関係
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