複数の韓国メディアによれば、最近、韓国のネット上で、
高校(男子高)の教室の席順に現れる人間模様を戯画的に
描いた座席図が、ちょっとした話題になっているとのこと。
あるネットコミュニティに投稿された画像で、題名は
「교실 속 내 자리는?」(教室での自分の座席は?)。
作者は、現役高校生か?
経済新聞でも取り上げられているくらいなので、一過性の
反応とは言え、ネット上で少なからず関心を集めているのは
事実なのだろう。
△「教室での自分の座席は?」(韓国経済新聞より)
その話題の座席図(上図)を見ると、教室の前方、教卓の
まん前には成績のよいまじめな生徒たちが座り、窓際の
後方にはクラスの「대장」(大将、ボス)やその「꼬붕」
(子分)など、いわゆる不良が陣取っている。
日本のドラマや漫画の学園ものにも、よくあるパターンだ。
また、窓際の中央付近に座っている「낙서쟁이」(落書き
ばかりしている生徒)、廊下側に座っている「잠매니아」
(居眠りばかりしている生徒)や「멍때리기」(いつもぼうっと
してる生徒)、さらに、教室の中央付近に座っている
「게임폐인」(ゲームオタク)や「오덕후」(アニメオタク)
などは、実際、どこの教室にもいそうなキャラで、少しは
笑える。
しかし、「어리버리」(ドジ、まぬけ)や「뚱땡이」(デブ)は
まだしも、「좆밥」(チンカス、カス)や不良グループの
「빵셔틀」(パシリ)、「담배담당」(タバコ担当)となると、
とても冗談ではすまない気がする。
日常的にまわりからバカにされ、存在を否定されている
生徒や、不良からパシリを強要されている生徒がいる教室
風景など、たとえ冗談とは言え、とても笑えたものではない。
もちろん、子どもが冗談で描いた落書き的な図に目くじらを
立てる方が、おかしいのかもしれない。
おりしも、目下、韓国社会では、中学生のいじめ自殺事件を
きっかけに、教育問題への関心が大いに高まっている。
はたして、韓国の大人や教育関係者は、この座席図を見て、
単なる冗談として笑えるのだろうか?
ここでは、韓国経済新聞から関連記事を翻訳練習させて
もらった。
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■'교실 속 내 자리는?' 화제,
빠지지 않는 일진-빵셔틀 '씁쓸'
戯画「教室での自分の座席は?」が話題に、
定番の不良グループとパシリの存在に苦笑い
(韓国経済新聞 1月9日)
'교실 속 내 자리는?'라는 게시물이 화제다.
「教室での自分の座席は?」という題名でネット上に
投稿された画像が話題を集めている。
최근 온라인 커뮤니티 게시판을 중심으로 '교실 속 내
자리는?'이란 제목으로 사진 한 장이 올라와 네티즌의
관심을 한 몸에 받고 있다.
最近、あるネットコミュニティーの掲示板に「教室での自分の
座席は?」という題名の一枚の画像が投稿され、ネット上で
大きな関心を集めている。
공개된 사진 속에는 각 자리마다 역할이 붙어있다.
선생님이 수업하는 교단에 가까울수록 공부를 잘하는
학생들이 앉고 창가 쪽은 중상위권 학생들이
포진돼 있다.
投稿された座席表の画像の中には、座席ごとに、そこに
座る生徒の特性が記入されている。先生が授業する教壇の
近くには、まじめに勉強する成績のよい生徒たちが座り、
窓際や廊下側には成績が中くらいの生徒たちが座っている。
뒤로 갈수록 교실의 모습은 약육강식의 모습을 띈다.
맨 뒷 자리는 흔히 말하는 일진 자리이며 일진 자리 바로
앞 자리는 어리버리한 학생과 빵셔틀 차지다.
後ろに行けば行くほど教室の風景は弱肉強食の様相を
帯びる。最後部は、いわゆる「不良グループ」の席で、
そのすぐ前には、「ドジ」や「パシリ」が座っている。
뿐만 아니라 4차원, 조용한 아이, 미남, 몰래 만화책
보는 학생, 낙서쟁이 등 특징을 콕콕 집어내는
글들이 적혀 있어 웃음을 자아낸다.
他にも、「天然ボケ」、「無口」、「イケメン」、「こっそり漫画を
読む生徒」、「落書きばかりしている生徒」などの席もあり、
特長をうまくとらえた表現が笑いを誘う。
이에 네티즌은 "일진과 빵셔틀 문화가 아예 정착된
듯", "내 자리는 중상위권 평범파 자리네. 그게 제일
좋은 것 같아", "몰래 만화책 보는 학생은 항상
있구나"라며 반응을 보이고 있다.
この画像を見たネットユーザーらは、「不良とパシリの文化が
完全に定着したようだ」、「僕の席は成績が中くらいの
平凡派の席だ。それが一番いいかも」、「こっそり漫画を
読む生徒は、いつの時代にもいるんだな」などのコメントを
寄せている。
△「私はとても笑えませんでした」
△「オレには関係ない」
(終わり)