一般的にはほとんど知られていないことだが、日本の
中央省庁が編集し発行している白書の中で、唯一、
外務省の年次報告だけは「外交青書」と呼ばれている。
これは、17世紀のイギリス議会で外交官の報告書が
「ブルーブック(青書)」と呼ばれ、表紙に青紙が使われて
いたことにならったもので、日本でも外交青書の創刊
当時(1957年)には、文字通り青表紙が使われていた
とのこと(ウィキペディア)。
ただし、現在では、イギリスにはブルーブックは存在せず、
日本の外交青書も表紙は白になっている。
ただ「外交青書」という呼び名だけが慣例的に使われて
いるだけだ。
実は、「ヲタク」の場合、日本にまつわるこうした雑学的
知識を、例に漏れず、日本メディアではなく韓国メディアを
通じ初めて知ることになった。
△日本の「外交青書」(連合ニュース)
それと言うのも、ここのところ、竹島問題を明示した日本の
平成24年度版「외교청서(外交青書)」が、韓国メディアで
批判の的になっている。
△竹島問題関連部分(連合ニュース)
そうした報道の中で、「ヲタク」自身、日本の外交青書の
実物を(画像、映像として)、初めて目にすることになったのだ。
△日本の「外交青書」(SBSニュース)
そして、正直、「외교청서(外交青書)」という韓国語を、
日本語の「外交白書」の韓国語訳だと勘違いしていた
「ヲタク」の認識間違いが、明確に自覚されることになった。
調べてみると、「외교청서(外交青書)」とは、上述したように
れっきとした日本語の直訳だった。
何のことはない。
逆に韓国では、韓国外務省の白書も、他の政府部署の
白書と同じく「외교백서(外交白書)」と呼ばれている。
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以上、一般的な韓国語学習には全く役に立たない上に、
ちょっとややこしい「ヲタク」の韓国語メモであった。
△「えっ?そんなことも知らなかったのか?」
「教用のないヤツは、これだから困る。
まあ、便京だけはコツコツ続けることだな」
△「中年になっても自分の
間違いに気づく男の人って・・・、
やっぱり素敵ですよね。うふ」
(終わり)
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青書と白書と韓国語
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