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中華の配達夫が主役

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철가방 우수氏 「配達夫のウスさん」 〇〇〇--
(1684)



2012年に公開されたヒューマンドラマ。メディアでは「기부 천사
(寄付の天使)」とも呼ばれた実在の人物をモデルに創作された、
悲しくも心温まる物語。

主役は中華料理店で配達夫をしている前科持ちの男性。カトリック
系の孤児院の出身で天涯孤独の身だ。


△主人公は中華の配達夫

彼は、単身者向けの安アパート(「考試院」)に暮らしながら、
中華の配達夫の仕事で得る給料から恵まれない子どもたちに学費の
支援を続けてきた。厳しい環境にありながら希望と可能性を持つ
子どもたちから返ってくる感謝の思いが、彼の生き方を変え、
やがて生きがいとなり人生を支えてきたのだ。

そんな彼が、配達途中に事故に遭い、生涯を閉じてしまう。
何とも残酷で悲しい話である。


△チャジャン麺やチャンポンを出前で届ける主人公

チャッチャ チャラチャラ チャジャンミョ~ン、なる軽妙な
挿入歌が物悲しく響くしかない映画だった。


△チャジャン麺が最も大きく映し出されたシーンより

なお、この映画には主人公の仕事柄、非常に多くのチャジャン麺
(韓国風ジャージャー麺)関連シーンが登場したが、ここでは
紙面(?)の都合もあり、画像のキャプチャーは一部にとどめた。

それにしても、実在のチャジャン麺配達夫の半生を描いた映画まで
存在したとは驚きである。

たかがチャジャン麺、されどチャジャン麺。

韓国映画に登場するチャジャン麺の姿を追うブログ主の旅には、
まだまだ未知の領域が待っている。


(終わり)

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