2012年7月中旬、「ヲタク」家族は長崎の雲仙まで
ドライブ旅行した。
△雲仙市内より平成新山(雲仙岳)を望む
しかし、高速道路を利用したにもかかわらず、思ったより
移動に時間を取られてしまい、結局、雲仙岳災害記念館や
島原城については、周辺を車で回っただけのあわただしい
旅行となった。
やはり、福岡からの雲仙日帰り旅行には無理があった
ようだ。
ここでは、少し長居できた雲仙温泉の様子を記録に
残しておく。
■雲仙温泉案内図のハングル
昭和9年(1934年)、霧島(鹿児島)や瀬戸内海(岡山)と
ともに日本で初めて国立公園に指定されたのが、長崎の
雲仙だった。
雲仙温泉は、その美しい自然に囲まれた標高700mの
高地に位置する、こじんまりとした温泉郷だ。
△温泉神社
温泉街の中心部には温泉神社が鎮座する一方、明治
時代の初期には長崎の外国人居留地に在住する
外国人らの避暑地として栄えた歴史も持っている。
今のところ、別府や阿蘇など九州の他の有名観光地とは
違い、韓国や中国からの観光客はそう多くはないと
思われるが、街頭の案内図は、ちゃんと日・英・中・韓の
4ヶ国語で表示してあった。
雲仙普賢岳の噴火の影響からようやく脱しようとしている
温泉郷ではあるが、営業を停止したままのホテルや
旅館も、けっこう目についた。
雲仙温泉には、今後、登山やゴルフを好む外国人
観光客も呼び込みながら、由緒ある国際的温泉郷として
賑わって行って欲しいものである。
■雲仙地獄の注意書き
温泉神社横のわき道から雲仙地獄に入る。
地獄の入り口に立つ「歩道外立入禁止」の注意書きに
併記された韓国語は、「펜스내 출입금지」。
直訳すれば「フェンス内出入り禁止」。
ところで、雲仙地獄の規模は思ったより大きく、夏場である
にもかかわらず、噴気があちこちから盛んに立ち昇っていた。
歩道には強く鼻をつく硫黄の匂いが漂っており、そこが
外部とは異質な空間であることを、いやが上にも
実感させてくれた。
「地獄」と呼んでも、けっして大げさではない空間であった。
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次回はもう少し時間的余裕を持って、雲仙を訪れたい
ものである。
(終わり)
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雲仙温泉とハングル
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