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ソルと花札と韓国政治

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2月2日付けハンギョレ新聞の時事漫画は、韓国語のみならず、
韓国文化と韓国の政治に関して、かなり高度な予備知識が
ないと理解できない。

と言っても、韓国の平均的な成人なら即座に理解できる
レベルの内容ではある。

ここでは、件(くだん)の時事漫画を見る際の重要ポイントを、
前もって解説してみたい。

?韓国は2月3日のソル(旧正月)を前後に長期連休中。

?その連休中、親族が集まった場所で、多くの韓国人が
 楽しむのが花札。その花札の絵柄に関し、「青短」や
 「赤短」など、日本語で言う「短冊」は、韓国語で「띠」と
 呼ばれている。

?「띠」は、本来、「帯」や「ベルト」の意味を持っている。

?イ・ミョンバク(李明博)大統領が、1日放送された国民向けの
 ソル座談会の中で、大統領選の公約の一つだった忠清道への
 「国際科学ビジネスベルト(都市)」建設に関し、「今後、科学者に
 よる公正な建設地の選定が行われる」との趣旨の発言をした。
 国民の間では、この発言が、公約撤回と建設予定地の見直しを
 示唆したとの憶測を呼び、一部に大きな反発を呼んだ。

?背景には、大統領の実兄で慶尚北道浦項市を地盤とする
 与党・ハンナラ党のイ・サンドゥク(李相得)議員が、「国際科学
 ビジネスベルト」の慶尚北道への移転を推進していると
 されている問題もある。実兄は政治家としても、大統領の
 先輩にあたる。

?さらに、昨年末、イ・サンドゥク議員の出身選出区である
 浦項市に交付される国からの補助金の額が、以前に比べ、
 大幅に増額されていたことが明らかになり、これを
 「형님예산(『兄さん』予算)」として批判する声が、野党を
 中心に高まっていた。

この6つのポイントを押さえていれば、以下の時事漫画も
何とか理解できよう。


△ハンギョレ新聞(2月2日)

個人的には、芸術的センスさえ感じてしまう、なかなか
冴(さ)えた風刺漫画である。

ただ、内容的には、事実が曲解されている可能性も
あるので、鵜呑(うの)みは禁物である。






△「え?ヲタクさんったら、また、
例の広東語の歌、聴いてるんですか?」



 
△「キサマァ・・・、何だこれはッ!」
「最近、一人でコソコソ何かやってると思っていたら、
こんなページまで作りやがって・・・」
「しかし、思ったほどレパートリーは多くないな」


(終わり)


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