大邱・慶尚北道と言えば、パク・クネ大統領の地元であるばかりか、
父親の軍事独裁政権の昔から、韓国の保守政治の中枢を常に100%
近い支持率で支え続けてきた特異な地域である。
その大邱・慶尚北道地域を代表する地域紙が「매일신문」(毎日新聞)
なのだが、1月27日付で同紙に掲載された風刺漫画は、注目に値する。
△1月27日 毎日新聞より
パク大統領の記者会見を風刺したこの漫画の笑いのポイントは、
当ブログの過去記事(全羅道方言とサイダー)を見れば、すぐに理解
できるだろう。
問題は、この風刺漫画がパク大統領を冷たく見放している点にある。
どうやら、彼女は、父親の代からの強固な支持基盤である大邱・慶尚
北道地域においても、大方(おおかた)の市民の支持や同情を失って
しまっているようだ。
(終わり)